こんにちは マヒトです。
特級試験の実技試験に合格したので、
のちの試験を受験される方の助けになるように書いておこうと思います。
特に解答は、答えのみの掲載となっていて解説が欲しいところなので、
計算問題の解説してこうと思います。
令和6年度 プラスチック射出成形 特級問題
この特級試験問題は、JAVADA中央職業能力開発協会に記載があります。
勝手にブログに載せては、問題があるため、リンクを貼ります。
上から2番目の計画立案作業試験問題の4問目の計算の解答を見ていきたいと思います。
損益分岐点の公式
公式をその都度使用して解答を求めます。
損益分岐点売上高=変動費+固定費
損益分岐点売上高=販売量×単位変動費+固定費
また、損益分岐点の販売量も次の式で求められる。
損益分岐点の販売量=固定費÷(販売単価ー単位変動費)
損益分岐点売上高=固定費÷(1-〔変動費÷売上高〕)です。
損益分岐点の中の 変動費÷売上高 は、変動費率といいます。
目標利益の求め方
(固定費+目標利益)÷(1-変動費率)です。
問題4 設問1の解答解説
解答の解説。
総売上げより変動費と固定費を引いた数値が利益額もしくは、損失額になります。
総売上高ー(固定費+変動費)=利益額or損益額となります。
この問題では、1個400円の製品が30000個販売されたので、
400円×30,000個=12,000,000円(総売上)
変動費は、280円×30,000個=8,400,000円
固定費が4,500,000円なので
12,900,000ー(4,500,000+8,400,000)=ー900,000
解答は、損失の場合「△」を付すということなので、
△900,000円です。
問題4 設問2の解答解説
解答の解説。
損益分岐点の売上高を求める問題ですので、そのまま公式を当てはめます。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-〔変動費÷売上高〕)
4,500,000 ÷〔1-(280÷400)〕=15,000,000
解答は、15,000,000円となります。
問題4 設問3の解答解説
解答の解説。
(固定費+目標利益)÷(1-変動費率)で求められます。
変動費率は損益分岐点売上高の公式内の 変動費÷売上高 です。
今回の問題の変動費率は、(280÷400)=0.7です。
つまり、(4,500,000+600,000)÷(1-0.7)=17,000,000
この17,000,000が総売上なので、単価400円で割ると必要個数になります。
17,000,000÷400=42500
解答は42500個です。
問題4 設問4の解答解説
解答解説。
固定費の削減ですので、固定費が安くなっただけなので問題的には設問2と同じ公式を使用します。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-〔変動費÷売上高〕)
(4,500,000ー450,000)÷(1-〔280÷400〕)
4,050,000÷0.3=13,500,000
解答は、13,500,000円となります。
問題4 設問5の解答解説
解答の解説。
変動費の5%低減なので、先に変動費を下げて計算をしていきます。
変動費280の5%低減を求めるので、
×1が100%の価格で、=5%なので 1-0.05=0.95をかけます。
280×0.95=266円となります。
この変動費を使用して損益分岐点売上高の公式を使用します。
損益分岐点売上高=固定費÷(1-〔変動費÷売上高〕)
4,500,000÷(1-〔266÷400〕)=4,500,000÷(1-0.67)
4,500,000÷0.335=13,432,835.8209895
問4の問題では回答に単位未満が生じた場合は、少数第一位を四捨五入して整数値で答えなさいとあるので、
解答は、13,432,836円となります。
まとめ
いかがでしょうか?
特級の実技試験の計算問題は、このように覚えた公式を使用して
問題を解く問題が多いです。
最近の傾向としては、今回の問題で見た
損益分岐点売上高は、良く出ています。
しっかり繰り返し模擬問題や、過去の問題を勉強しないと
合格は難しいと思います。これを見た方の助けになっていれば幸いです。
もし、必要があればまた、このシリーズを書きたいと思います。
自分が勉強した本の1つを下に載せておきます。良ければ使用して下さい。
では、またマヒトでした。
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